宅建に落ちかけてた私が、6か月・42点で合格できた理由

「宅建(宅地建物取引士)の勉強、このやり方で本当に受かるのかな…」

そう不安に思っている方に、お伝えします。私は試験の2週間前に受けた予想模試で、50点満点中17点という絶望的な点数を取りました。完全に「落ちかけてた」状態です。

それでもそこから立て直して、本番では42点(合格点37点)で合格できました。この記事では、私がどこで失敗し、どうやって2週間で逆転したのかを、できるだけリアルに書いていきます。これから勉強を始める方、今まさに伸び悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


先に結論:6か月・600時間・42点。でも順調ではなかった

最初に、私の受験の全体像をまとめておきます。

項目 内容
合格年度 令和6年度(2024年)
総得点 42点 / 50点(その年の合格点は37点)
勉強期間 約6か月
総勉強時間 約600時間
使った講座 フォーサイト(バリューセット3)
受験時の属性 学生(IT系の学校出身・法律の知識ゼロ)

数字だけ見ると「余裕で合格」に見えるかもしれません。でも実際は、勉強のやり方を一度大きく間違えて、直前で青ざめたというのが本当のところです。その失敗こそ、この記事でいちばん伝えたい部分です。


私のプロフィールと、宅建を受けたきっかけ

私は当時、IT系の学校に通う学生でした。不動産の仕事はもちろん、法律の勉強もしたことがなく、本当に知識ゼロからのスタートです。

そんな私が宅建を受けた理由は、シンプルです。内定先の会社から「入社までに取ってきてほしい」と言われたからでした。さらに、その会社では専任の宅建士になると資格手当が月3万円(年間36万円)つくと知り、「これは取るしかない」と腹をくくりました。

今振り返ると、この「明確な目標」があったことが、6か月走り切れた一番の理由だったと思います。勉強がつらいときほど、「受かれば手当がつく」「会社の期待に応えたい」という具体的なゴールに助けられました。これから受ける方も、自分なりの目標を一つ持っておくと踏ん張りがききますよ。


【失敗談】過去問を丸暗記して、模試で17点を取った話

ここからが本題です。

私は勉強の主軸を「アウトプット(問題を解くこと)」に置いていました。インプット(講義を見る)は早めに切り上げて、とにかく過去問と一問一答をひたすら回すスタイルです。過去問は10年分を、それこそ「暗記するほど」何周もしました。

ネットやブログでよく見かける「宅建は過去問だけやれば受かる」という言葉を、当時の私は信じきっていたんです。

ところが、です。

ある日ふと、自分が「無心でポチポチ」一問一答を解いていることに気づきました。問題を見た瞬間に答えが分かる。でもそれは、内容を理解しているのではなく、「問題文と答えの組み合わせ」をただ覚えているだけだったんです。

その不安が現実になったのが、試験2週間前。腕試しに初めて解いたTACの予想模試で、まさかの17点。合格点には程遠い点数に、頭が真っ白になりました。

⚠️ 注意
「過去問だけやればOK」は、難化した今の宅建では通用しません。問題の答えを覚えるのではなく、「なぜその答えになるのか」を理解することが大切です。過去問10年分はやる価値がありますが、それだけでは今の試験には不十分です。


直前2週間の大逆転:「暗記」から「理解」に切り替えた

17点ショックの後、私は勉強のやり方を根本から変えました。やったことは、たった2つです。

① 触ったことのない予想模試をたくさん解く

それまで使っていなかった各社の予想模試(TAC・LECなど市販のもの+フォーサイト付属)を、新しい問題としてどんどん解いていきました。見たことのない問題ばかりなので、丸暗記が通用しません。「本当に理解できているか」を試すには最適でした。

② 解説を、とにかく徹底的に読む

ここが一番のポイントです。点数の良し悪しよりも、間違えた問題の解説を読み込んで「なぜそうなるのか」を理解することに全力を注ぎました。

予想模試は難易度にばらつきがあって、難しいものだと点数も下がります。でも不思議なもので、難しい模試をやり込むほど、本番の問題が簡単に感じられ、解ける問題が増えていきました

正直、この2週間は「本当に受かるのかな…」とかなり焦っていました。メンタル的にはきつかったです。でも、ここで諦めずに「理解する勉強」に切り替えたことが、合格に直結したと思っています。

✅ ポイント
直前期に難しい模試で点が取れなくても、落ち込みすぎないでください。難しい問題で鍛えておくと、本番が楽に感じられます。大事なのは点数そのものより、解き直しで理解を深めることです。

6か月・600時間の勉強スケジュール

私の勉強の流れを、時系列でざっくり紹介します。

  • 序盤:フォーサイトの方針に沿って、動画講義でインプット。ただし長くは続けず、早めに切り上げました。
  • 夏休み(長期休暇):まとまった時間が取れたので、ここで一気に過去問を10年分回しました。
  • 直前1か月:本番の時間配分を体に染み込ませるため、一問一答ではなく本番形式(過去問・模試を通しで解く)に切り替え。
  • 直前2週間:TAC模試17点 → 予想模試中心の「理解する勉強」に立て直し。

勉強時間は、試験が近づいた直前期で土日は8時間ほど、平日はできるときにという感じでした。学生だったので長期休暇をフル活用できたのは大きかったです。社会人の方なら、この「まとまった休み」を「通勤時間や昼休みなどのスキマ時間」に置き換えるイメージになると思います。

💡 メモ
歩いている途中やお風呂の中でも、フォーサイトの講義動画を「ながら見」していました。机に向かう時間だけが勉強ではないので、スキマ時間の積み重ねは本当に効きます。


科目別の戦略:宅建業法を得点源に、民法は割り切る

宅建は全50問で、科目ごとに問題数(=配点)が決まっています。私は科目ごとに「狙う点数」を決めて、メリハリをつけて勉強しました。

科目 私の得点 戦略
宅建業法 20 / 20(満点) 最優先の得点源。満点を狙う勢いで勉強
権利関係(民法など) 7 / 14 苦手なので「半分取れればOK」と割り切り
法令上の制限 7 / 8 8割を目標に
税・その他 3 取れる問題を確実に
免除科目(問46〜50) 5 / 5(満点) その年は易しめで満点

ポイントは、配点が一番大きい「宅建業法(20問)」を得点源にして、難しくて時間のかかる「権利関係(民法)」は深入りしないという、いわば王道の戦略です。

民法は範囲が広くて事例も複雑なので、満点を狙うとコスパが悪いんです。私は「半分取れればいい」と割り切ったことで、その分の時間を宅建業法に回せました。

💡 メモ
「権利関係」とは、民法・借地借家法・区分所有法などをまとめた科目のこと。要するに「不動産にまつわる法律のルール」を扱う分野で、宅建の中でも一番とっつきにくいと言われます。深入りせず、まず宅建業法を固めるのが合格への近道です。

私が使った教材:フォーサイトの正直レビュー

私が使ったのは、通信講座のフォーサイトです。一番上のプランであるバリューセット3(約7万円・2026年6月時点/税込)を選びました。

良かったところ

  • アプリ「ManaBun(マナブン)」が分かりやすい。特に一問一答が使いやすく、スキマ時間の演習はほぼこれでした
  • テキストをPDFでもらえるので、iPadに入れて手軽に見られたのが便利でした
  • スマホ・タブレットで完結するので、スキマ時間の活用がしやすい
  • 合格率の高さを公表していて、不合格時の全額返金保証(バリューセット3)があるのも精神的な支えになりました

正直、イマイチだったところ

良いところばかり書くと嘘になるので、正直に書きます。

  • 付属の予想模試や問題は、やや簡単に感じました(本番や他社の模試のほうが難しかったです)
  • 講義動画が「テキストを読み上げているだけ」に感じる場面もありました。ただ、これはどの講座でも似たようなものかもしれません

なお動画は、難しいところは等倍、簡単なところやアウトプット中心の部分は1.5倍速で見ていました。難所まで倍速にすると理解が追いつかないので、ここは速度を使い分けるのがおすすめです。

どんな人に向いているか

私は申し込み前にユーキャンとも最後まで迷いました(ユーキャンも教材がとても魅力的です)。最終的にフォーサイトに決めた理由は、合格率の公表と返金保証でした。

✅ ポイント
フォーサイトは「スキマ時間中心で効率的に進めたい人」「スマホやタブレットで学習したい初学者」に向いています。逆に、隅々まで網羅的にじっくり学びたい人には少し物足りないかもしれません。
⚠️ 注意
フォーサイトの公表によると、宅建講座の受講生合格率は2025年度で75.0%(全国平均18.67%の約4.0倍)です。ただしこの数値は「全受講生」が母数ではなく、返金保証制度の確認テスト・学力テストの条件を満たし、受験番号を提出した合格者で算出されたものです(第三者機関による検証あり)。数字だけが独り歩きしないよう、母数の前提を理解しておくと安心です。

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本番で使った解答テクニック

知識とは別に、「解き方」のテクニックも合否を分けます。私が実践していたものを2つ紹介します。

① 消去法で解く

「正しい選択肢を探す」のではなく、「間違っている選択肢を消していく」スタイルです。宅建は4択なので、確実に違うものを3つ消せれば、残った1つが答えになります。

② 解く順番を工夫する

私は本番で、一番苦手な「権利関係」から先に解きました。直前まで勉強していて記憶が新しいうちに、頭がフレッシュな状態で取り組みたかったからです。逆に、自信のある「宅建業法」は最後に回しました

✅ ポイント
苦手科目を先に、得意科目を後に——この順番は人によって合う合わないがありますが、一度模試で試してみる価値はあります。本番前に自分なりの解く順番を決めておくと、当日の焦りが減ります。

試験当日のリアルな話

当日は、想像以上に緊張しました。会場に着いて驚いたのは、自分よりずっと年上の受験者がたくさんいたことです。宅建は学生から社会人まで幅広い人が受ける試験なんだなと、その場で実感しました。

ちょっとした失敗談を一つ。私は会場まで自転車で行ったのですが、これは失敗だったと思っています。電車で行けば、移動中も参考書を開いて勉強できたからです。

💡 メモ
当日は公共交通機関を使うのがおすすめです。移動中のスキマ時間も勉強に使えますし、直前の数十分の詰め込みは思っている以上に効きます。ギリギリまで諦めずに勉強して臨んでください。

これから宅建に挑戦するあなたへ

最後に、これから受ける方へ伝えたいことを書きます。

正直、勉強は大変です。でも、悔いがないように勉強して、最後は自分を信じてあげてください

ネットやブログでは「過去問だけやればいい」という意見をよく見かけます。確かに、地頭の良い人ならそれで受かるのかもしれません。でも、私のような平凡なタイプは、それだけでは足りませんでした。

だからこそ、過去問に加えて、予想模試と法改正対策をしっかりやってください

特に法改正は毎年必ず出題され、過去問だけでは絶対にカバーできない領域です。私はフォーサイトの法改正通知やテキストで対策し、分からないところは自分で調べて補強しました。

⚠️ 注意
2026年度(令和8年度)の試験は、区分所有法の大改正・住所等変更登記の義務化などが目玉の出題トピックと言われています。法改正は最新情報を必ず確認してから勉強してください。

まとめ

  • 過去問の丸暗記に頼りすぎて、直前の模試で17点を取った(最大の失敗)
  • そこから「予想模試+解説の読み込み」で理解する勉強に切り替えて逆転
  • 宅建業法を得点源に、民法は割り切る配点戦略がハマった
  • 教材はフォーサイトを使用。スキマ時間学習とアプリが自分に合っていた
  • 過去問だけでなく、予想模試と法改正をセットでやることが合格の鍵

宅建は、正しいやり方で努力すれば、知識ゼロからでも十分に手が届く資格です。この記事が、あなたの合格の後押しになれば嬉しいです。

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※本記事は個人の体験をもとに書いています。勉強法の効果・合格率には個人差があります。試験制度・法改正・講座情報は変更される場合があるため、受験前に必ず最新情報をご確認ください。

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